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投稿日:2018.08.13 / 更新日:2018.08.13

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美容室開業の流れ!12カ月で開業を目指すには?

岳雄荻野

この記事の著者:荻野岳雄

50社以上の役員を歴任、企業の再生・成長支援・経営の実践。12社以上の上場に携わる。約25年にわたり企業の35社の経営を経験。企業経営・株式上場・税務の最前線で経験を積む。税理士・中小企業診断士・行政書士。

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美容室を12カ月で開業するなら期間は十分にあると考えがちですが、実はやるべきことが多くあります。開店が近づくとともに慌ただしくなって、備品の用意を忘れていたり届出を忘れていたりなどのケースもあるため、計画性のある行動が大事です。そこで、これから美容室開業を検討している人に向けて、美容室を12カ月で開業するための流れを紹介します。

12カ月前:サロンのイメージ固め

美容室開業の流れは、開業するお店のイメージ固めが第一歩です。まずは、郊外なのか街中なのか、テナントなのか独立店舗なのかについて、出店する場所のイメージをターゲット層とともに大まかに決めます。それから、お店の大きさやサービス内容と価格帯、店内外の雰囲気も大まかに決めましょう。

この段階では、自身で思い描きながらインターネットで美容室を検索するなどしてイメージを膨らませていくことになりますが、ある程度イメージが固まったら実店舗に足を運んで自分の目で確認することが大切です。このときに、お店の周辺にどのような店舗があるのか、人通りはどうなのかなどの市場調査もしておけば、出店場所を決める際に迷うことも少なくなるでしょう。

10カ月前:出店場所の決定

実際に調査した結果を踏まえて、出店する場所を決定する段階です。出店場所を決める前に固めたイメージからまずは出店地域を絞り込み、店舗の視認性の高さや交通利便性の良さなども考慮して決めていきます。対象とする物件はテナント物件か独立店舗物件か、居抜き物件かスケルトン物件かを決めましょう。

テナント物件は、その施設に集客能力があれば販促をしなくても一定数の集客を見込める一方で、施設との調和を求められるためオリジナリティを出しにくいのが欠点です。

独立店舗物件はオリジナルの外観で通行人にアピールできますが、販促しなければ集客に苦労するでしょう。また、居抜き物件は改装費を極力抑えられるメリットがある一方で、レイアウトの自由さは制限されます。スケルトン物件は限りなくイメージ通りの内装に近づけられるものの、コスト高が気になるところです。

いずれの場合も一長一短あるため判断に迷うところですが、集客に苦しんでもすぐに出店場所を変えるのは無理ですから、じっくりと検討しましょう。これらのほか、物件を決める際は給排水・電源などの設備状況を確認しましょう。既設の配管や電源設備をあとから移動させるのはコストが伴います。

この時点で完成イメージがあるのなら、物件オーナーと交渉して移設工事をしてもらうのも検討しましょう。そのため、物件契約にはオーナーとの相性も考慮して契約する必要性があります。

8カ月前:資金計画に着手

美容室を開業する流れのなかでも、資金計画はなるべく早めにするのがおすすめです。融資を受けようと思ってもすぐに審査が通るとは限りませんし、物件探しから契約終了までに3カ月?4カ月程度かかることを想定すると、このタイミングで着手しておかなければ間に合わなくなってしまいます。資金計画を練るうえでは、融資用に事業計画書を作成しましょう。

事業計画書の内容次第では融資を受けられない可能性もあるため、数字の部分は細く記載し、文章で記載する箇所は開業予定の美容室の将来性について詳しく記載してアピールするのがコツです。融資の申込先にはさまざまありますが、「新創業融資制度」のある日本政策金融公庫の利用がおすすめです。

この制度は無担保、無保証人で融資を行ってくれるのが特徴で、しかも融資条件は開業資金の10分の1以上の自己資金があれば良いという優れものです。ただし、あくまでも事業計画書の中身が融資審査担当者を納得させられるものでなければ融資は受けられませんし、自己資金が少ないリスクを考えると安易に申し込まず、一定額の自己資金を用意するのが無難です。(※1)

6カ月前:店舗の設計・施工

物件を契約したあとに店舗の設計・施工に入ります。目安としてはスケルトン物件で6カ月、居抜き物件なら2カ月を想定しておくと良いでしょう。

スケルトン物件で開業する流れは、設計士との打ち合わせをしたうえで、複数の内装業者に競争入札をさせて決定します。居抜き物件の場合はすでにレイアウトが決まっているため設計は依頼せず、直接内装業者に依頼するのが一般的です。いずれの場合でも気になるのはコストですから、使用する仕上げ材についてはグレードを下げて工事代金を抑えることも検討しましょう。

設計業者、施工業者との打ち合わせ時間を多く取り、仕上げ材のサンプルを見せてもらって、完成イメージとコストのバランスをよく話し合ってひとつずつ決定していきます。ちなみに、外装工事は看板の位置や大きさ、色合いに特に注意しましょう。

看板はお店のアピールになりますので、最大限にアピールするべきです。物件の都合上、大きさが制限される場合は視認性の高い色合いにして目立たせるようにすると集客につなげられるでしょう。

2カ月前:スタッフ募集

いよいよ開店が近づいてきたと感じるのが2カ月前頃ですが、教育期間を含めると1回目のスタッフ募集はこの時期には完了させておくのがベターです。

この段階で必要数のスタッフがいない場合、開店まで2カ月を切るくらいを目処に再度募集をかけましょう。スタッフ募集において真っ先に考えたいのは、知り合いから紹介してもらうことです。以前働いていた店舗スタッフから紹介してもらえる可能性があるのなら、お願いしておきましょう。

すでにスタッフを採用している場合は、友人の紹介をお願いしてみてはいかがでしょうか。また、求人広告を出すのであれば「新規オープン店」の文字を目立たせるのが効果的。新しいお店で先輩後輩関係なくフラットな人間関係で働きたいと思う人は多くいるため、店名よりも大きくするくらい目立たせましょう。

スタッフが一定数集まり、開店に向けてスタッフ教育を行う段階になったら、理念を作ってスタッフに理解させる段階です。お店をどのような方向に持っていきたいのか、スタッフにどのような想いで日々の業務に携わってもらいたいのか、お店の開業準備をするなかで思い描いてきたことを理念に反映させるのもいいでしょう。

ただ、理念の浸透には時間がかかりますし、スタッフ全員に経営者目線を落とし込むのは難しいので、地道に粘り強く接していくことが大事です。また、サービスの教育では、スタッフそれぞれの技術レベルを把握してレベルに応じた教育プランを作成しましょう。各スタッフのできる範囲を把握するには、開店から閉店までの一連の流れを営業スタイルで通してみるとわかりやすいのでおすすめします。

教育プランを基にした教育では、最初は経営者自身が落とし込むことになりますが、いずれは社員からアルバイトへ、アルバイトからアルバイトへと教育できるプランを作成するのが理想です。

2カ月前:設備機器の購入

スタッフの募集と同時期に設備機器の購入と搬入、設置を行います。先に設備機器を購入しても問題ありませんが、これからお店で使う機材について、どのように搬入されて設置されるのか、その大変さを知ってもらえる機会になります。小物なら新しいスタッフとともに美容材料を取り扱うお店で購入するとモチベーションが上がりやすく、また大切に扱ってくれることが期待できます。

お店に設置する設備機器は、デザインや色が店内の雰囲気と合うかに注目し、チグハグな印象にならないように気をつけましょう。直接お客さまの目に触れる機材はできれば新品を用意したいところですが、中古でも美品を用意しているお店は多くありますので幅広く探してみるのがおすすめです。

逆に予算の問題がないのなら、積極的に最新設備の導入を検討しましょう。「地域初!○○導入の美容室!」などと宣伝すれば集客につなげられます。

2カ月前:開業の諸手続き

開業の2カ月前あたりから、経営者は毎日忙しく駆け回る日々になります。スタッフ募集と教育、設備機器の購入とともに開業の手続きもこの時期にまとめて行います。美容室開業で行う手続きとしては以下項目が挙げられます。

・保健所

自治体ごとに異なりますが、一般的には営業開始予定の1週間前までに開設届を提出して書類審査を受けます。設計士や内装業者と打ち合わせのうえで決定した内装であれば、業者が重大なミスをしていなければ書類審査は通ります。そのあとで、施設の検査日時を決めて現地で検査が行われます。検査に合格すれば検査確認済証の交付を受けて営業を開始できる状態になります。
ただし、どこまで詳細に検査するのかは担当者によって雲泥の差があります。ほとんどチェックしない担当者もいますし、事細かにチェックする担当者もいますから、開設届は余裕を持って提出しておきましょう。
また、開設届の提出時に検査当日のチェックポイントを教えてもらえるはずですから、聞き漏らさないようにしておくことも大事です。

・税務署

「個人事業開廃業等届出書」の提出が必要です。スタッフを雇用するなら「給与支払い事務所等の開設届出書」も必要になります。
ほかにも、「所得税の青色申告承認申請書」「青色事業専従者給与に関する届書」なども必要ですから、税務署に相談してみましょう。

・ハローワーク、労基署(従業員を雇う場合)

いずれも従業員を雇う場合には「雇用保険適用事業所設置届出書」「労働保険関係成立届出書」などが必要です。お店を個人で行う場合でも、あとになってからハローワークに求人申し込みする可能性もあるため、仕組みは知っておくといいでしょう。(※2)

・電話加入

携帯電話が一般的な時代ではあるものの、お店なら一般加入電話は用意しておきたいところです。電話番号の下4桁は3つの番号から2回まで、全部で6通りの番号から選べるようになっています。ゾロ目はほぼないため、お店であれば「1222」「1122」「1234」など、ある程度番号がそろっているか、押しやすい番号を選びましょう。

スケジュールは余裕を持った行動を!

美容室開業までの流れを見てきましたが、ここで挙げたスケジュールは一例で、もっとタイトなスケジュールで開業させることも、逆に1年以上かけて開業させることも可能です。どちらの場合でも開業までにやるべきことは変わらないので、事前のスケジュール立ては真っ先に行いましょう。

美容室を開業させるまでの流れのなかで、特に忙しくなるのは開店予定日の2カ月を切ったあたりからですから、できるだけ余裕を持たせるように前倒しで行動するのがおすすめです。最初にスケジュールを立ててしまえば、前倒しでできることが見えてくるはずです。

たとえば、スタッフ募集用の求人広告を自分で作るだけならお店の場所や店名が決まった段階で始めても問題ありませんし、スケジュールを優先するなら設備機器の購入も事前に済ませておくといいでしょう。

開店間近になると予定が詰まっていくことは目に見えていますから、余裕を持った早めの行動をおすすめします。

参考

※1.【株式会社日本政策金融公庫】創業の手引
https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/pdf/sougyou_tebiki_170804.pdf

※2.【サロン(美容室・理容室)開業支援-タカラベルモント】忘れてはいけない開業手続き
http://kaigyou.tb-net.jp/support/operation/index.html

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岳雄荻野

この記事の著者:荻野岳雄

50社以上の役員を歴任、企業の再生・成長支援・経営の実践。12社以上の上場に携わる。約25年にわたり企業の35社の経営を経験。企業経営・株式上場・税務の最前線で経験を積む。税理士・中小企業診断士・行政書士。

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